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イヤミ

小学校6年生
放課後は毎日ミニバスケットボールの練習

同じ地区でひとつ年下、とても背が高く、運動神経のいいユミが
入部してきた
顧問の先生が勧誘してきたことは みんな知っていた

しばらくすると 私を簡単に追い抜かし、試合に出るようになった
でも もうしばらくした頃 ユミは練習に来なくなった

それから またしばらく経った頃 部員全員が集められた
そこには ユミの姿があった
練習に来なくなったのには 理由があった
「背が高い試合に出れてからいいなぁ」 
「せっかく背が高いんだから 頑張ってね」って
度々 言われてイヤになってしまったらしい

そんな イヤミを言っていたのは 私 だった
ユミが傷つくほどに イヤミを言っていたつもりはなかったと思う
ただ やっぱり 嫉妬していたのだろう
ユミが試合に出れるのは テクニックや能力が優れてるからじゃなく
単に 背が高いからだって 本気で思いたかったのだ
だけど ユミにはセンスもあったし 完全に私の負けだった

今なら 認められることも あの頃の負けず嫌いの私には無理だった
はっきり 練習に来なくなった理由を話してくれた ユミには感謝してる
おかげで ちゃんと ユミに謝ることができたから・・・


イヤミばばぁにならないように☆
by cocchiy | 2007-03-24 00:03 | あの頃は・・・
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