カテゴリ:家族のコト( 47 )

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姉は言う
「“アナタの キモチ分かる”なんて 簡単に言わないで」

私は
「アナタの キモチ分かる」って言われたら 嬉しいって思う
だって そう言ってくれる人は 自分を私に重ねてくれたんだから

でも 姉の気持ちも 分かる気がする
私は 姉の気持ち 分かっちゃいないのだから・・・

姉は とても 言葉に 厳しい
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by cocchiy | 2007-05-06 22:35 | 家族のコト

地震(18日目)

今日は 友達の結婚式だった
着物を着ていくって ずっと前から決めていて
結婚式場まで 父に送ってもらう約束になっていた
実家に行った時に書いた 約束のメモがまだ残っていた
今日も 父は病院にいて ベッドに横たわっている

母の着物を借りて 派手目の帯を締めてもらい バッチリOK
天気も良く、お似合いの2人で 大好きなカメラも調子がいい
大切な人の結婚式って 本当に幸せなキモチに包まれる
新婦から 両親に向けての手紙
5年前の自分の結婚式を思い出し つい 重ねる
私も両親への手紙を読み 今日の新婦と同じように泣いた 
あの空間がよみがえる
花束を母に手渡し 父のポケットに花を挿す
父の目からこぼれ落ちる大粒の涙・・・初めて見る父の涙だった
  鮮明によみがえる 私たちの結婚式のあのシーン

これは、もうダメだ・・・・・・ 人目はばからず 号泣
バッチリメイクも 台なしだわ お父さん。

着物姿のまま 病院に向かった
私を見た父の目が 少し大きくなり 笑った気がした
「父さん、私の着物姿分かる?」・・・『うん』
その後 すぐに左手を右左に動かした
母が「“今日の地震、大丈夫だったか?”って聞いてるよ」
父の病室は10階にあって 突き抜けるどーんっという衝撃の後
激しく揺れたらしい
地震のとき 私は結婚式の真っ最中で 大きなシャンデリアが揺れていた
実家も 姉のところも ダンナさんの実家も 自分んちも 無事で良かった

父さん、いつも家族のこと 考えてくれているんだね
ありがとうね。

眠りかけに 来てしまったから 少し反応が薄い
喉のガーゼを取り替えてもらう 痰を取ってもらう 口の洗浄
見ている こちらの顔が 痛い顔になっていた

お父さんに 毎日メッセージを送る姉
4月15日(日)晴れ “お父さん、大好き”
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by cocchiy | 2007-04-15 22:42 | 家族のコト

薄情モノ(16日目)

昨日から 風邪をひいた
こんな時に 風邪をひくなんて 薄情モンだ

翌日の父の手術を励ますこともできず
今日の手術が無事に終わって良かったねっていうこともできず
こうして 思いを綴っている

だいぶ楽になってきたから 明日は会いに行けるかな?
咳がひどいから 父さんにうつしちゃ大変だし・・・ホント ダメ次女

でも、やっぱり会いに行こう
すごく 楽しみ
あの口の機械が外れたんだから!

今回、父が倒れて 改めて 思うこと
私たち家族に“絆”はあり より強く結ばれた 
父に対し、母に対し、姉に対し、自宅で父の帰りを待つ祖父母に対し
今まで以上の 愛しさがこみ上げてくる
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by cocchiy | 2007-04-13 22:39 | 家族のコト

徐々に・・・(14日目)

父の 口にしてる機械 装着期間は2週間が限度らしい
あさっての 金曜日 呼吸を助けるのどの手術をすることになった

手術にかかる時間は 30分
手術をすると 声がなくなるって聞いたけど
看護師の友達の経験上、
「聞き取り辛いのは確かだけど、意思はしっかり伝わると思うし、
 良くなって穴を閉じて帰った患者さんもいたよ」
良き アドバイスをありがとう。。。だね。

ついつい 一番悪い状況を想定してしまうの
人は 想念次第って言うから いいイメージで プラスにプラスに考えよう

「今日は 20分間 支えられながら車椅子に座ったんだよ」と母
お父さん、すごいね。毎日、毎日、進化してるんだね。ホント 頑張ってる

今日は 母と一緒に 病室を出ることになった
父は すこぶる不愉快そうに見えた 
いつもより多く私の手を握り 離してくれない ・・・少しかわいい
左手を引っ張れの ポーズで最後に 少しトレーニング
父さん、今日は眠れるね。 お疲れ様。
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by cocchiy | 2007-04-12 00:34 | 家族のコト

元気がない (13日目)

仕事が終わり 父の病室に到着したのが 9時頃だった

「父さん、私、分かる?」 目は開いているけど 反応がない。
何度も何度も 呼んでみる
「・・・さては、無視して困らせてるな!父さん!」・・・『うん』

今日、会社で起きたことを 話すと時折 目を見開いた
今までも ホントはね、こうして今日の出来事聞いて欲しかったんだ
今日の父さん、やっぱり元気がないみたい
昨日 外せなかった口の機械のこと まだ落ち込んでる?

看護師さんが来て 口の洗浄をすることになり 私は病室を後にした

私が 帰るときの 合図
「ばいちゃ(古)」って言って 手を グー パー ってするの
こないだ約束してから 私が忘れてても そうして見送ってくれる

帰る道々 母に電話
今日は 10分間 ベッドで起き上がって 腰掛けてたよ
     (右側をリハビリ先生に支えられている)
喉に穴を開けて 呼吸を助ける手術できるか どうか
明日 検査があるらしい
口の機械は できるだけ早く 外してあげて欲しいね
でも、その手術すると 酸素が抜けて声になりにくいらしいよ
父にとって どの選択が望ましいのだろうね
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by cocchiy | 2007-04-10 23:43 | 家族のコト

テンション ↓ (12日目)

今日は 仕事が休み 
父の付き添い 姉が午前中 私が昼から その後母と交代

姉からの電話
 「口の機械、一度外してもらったけど 呼吸が困難で またつけられちゃった」
酸素を吸うことができても 二酸化炭素を吐くことができない
気をつけていないと 舌がのどを塞いでしまう
せっかく 身軽になれるって喜んでいたのに・・・

口から気管支まで 呼吸を助けるための機械 
身動きとるのに とても邪魔なんだ
昨日、母と姉と私とが 父を囲み「明日は楽しみだね」って話してた

機械を装着するときに 鎮静剤を打たれる
この薬が効きすぎて いままでより反応がすこぶる鈍い
「父さん、テンション下がるね。つまらないね。凹むね」・・・『うん』『うん』『うん』
小さくうなづく父

母が到着
父のおでこと 自分のおでこを合わせて
「父ちゃん、残念やったね。楽しみにしてたのにね。
少し、急ぎすぎてしまったね。ゆっくり良くなっていこうね。」
彼女を見てると 父のことを 本当に愛してるんだなぁ って感じる

見えなかった左目が 光を追うようになった
麻痺してる右手・・・右肩あたりに 少し感覚が戻ってきてるみたい
麻痺してる右足・・・リハビリのとき 緊張が感じられるって 
今日のリハビリは 起き上がってみよう
先生に支えられながら ベッドの上に腰掛ける格好
首はうなだれて 右半身を左半身で支えることは まだできない

でも、毎日 少しずつでも 私たちを喜ばせてくれる父

明日もしよう 指相撲
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by cocchiy | 2007-04-09 23:08 | 家族のコト

安定(11日目)

父の 容態が安定してきた
口の機械(気管支まで管が通っている)が明日取れる

この機械が取れたら 話すことができるかもしれない
車椅子に乗ることが できるかもしれない
期待は膨らむ

私は 明日は仕事が休み
母も 姉も 口の機械が外されるとき 父の側にいたいと言う
私は 「私は 最後でいいや」 なんて遠慮するけど
本当は どお接していいか 分からないから
母や 姉に どんな風にすればいいか 聞いて
正しく 父に 接したい・・・なんて思っている
正しくなんてないのだろうけど 
おととい 父の言いたかったことが理解できず
後ろ髪引かれる思いで 病室を後にしてから 
二人きりは 困るなぁ なんて 少し逃げ腰になっている

次女は いつも 長女に ついてきた 金魚のフンみたいに
そして 楽なとこだけ 持っていき いい思いをしてきたかもしれない

今回は 私は私なりに ちゃんと 父と向き合っていこうと 思う
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by cocchiy | 2007-04-09 00:11 | 家族のコト

姉の強さ

父が倒れ 状況を医師から説明されたとき
“父の命を助けてください”と神様にどれほど 祈っただろう

あの日から10日が過ぎようとしていて 
壮絶な状況は 安定へと向かっている
 ー 車椅子でもいいから・・・
 ー 車の運転は無理だよね・・・
  などと話す母と私の間に 割って入る姉
 ー 私はね、お父さんは歩けるようになるし、
    車の運転も もちろんしてもらうつもりだよ。
やけに 説得力のある姉

そういえば おととし86歳の祖母が足を骨折した時もそうだった
 ー もしかしたら おばあちゃん、もう歩けない?・・・不安だった私
姉が常に付き添い 励まして3ヵ月後には歩けるようになり 今に至る

“あきらめたら そこで 試合終了ですよ”
安西先生(スラムダンク)の 言葉が よみがえる

これが 姉の 強さ

真似できないよ

家族全員が 彼女に 救われているんだね
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by cocchiy | 2007-04-07 23:56 | 家族のコト

わがまま(9日目)

今日は 仕事の終わりが遅く 父の病院に着いたときには
9時半をまわっていて 病室の照明は消されていた
窓際にある ライトだけが灯されていた

「父さん、私だけど 電気つけていい?」・・・『ううん』
今日は 母も姉も帰っていて 私と父の二人きり

左目には眼帯がつけられていて 見える右目が何かを追っている
何となく 怯えているようにも見えて
「父さん、黒いモヤが見えるの?動いてるの?」・・・『うん』
「目、閉じていよ。だんだんとモヤも晴れてくるからさ」

父の動く左手は 誰もいない病室では ベッドに固定されている
『外してくれ』と動作しているから 外してみた
父の左手をぎゅっと 握って「父さん、良くなろうね」
父の左手が私の手を ぎゅっとして 『うん』 涙が溢れてきた

父が自分の左足を 指差しているように見えるけど 何?
左足をさすったら 手を止められた 違うの?
居心地が悪いの?どこか痛いの? ・・・起きたいの?
「・・・ごめん、お父さん。分からなくて、もっと分かるようになるからね」
むむっ、左手がベッドの柵を つかんでる・・・起き上がろうとしてるんだ
「まだ、だめ。呼吸の機械が取れたらできるから。待って」
言うことは全然聞かない 
力任せに 起き上がろうとしてベッドから落ちかけた父
手のひらを広げ 私に向け 『あっちに行け』と言ってるみたい
少し離れてみると むちゃをするから 恐くなってきた
「そろそろ、左手固定していい?私、帰るから」・・・『無視』
とにかく、めちゃくちゃ嫌がる 『あっち行け』攻撃だ
結局、看護師さん呼んで、固定してもらうことになってしまった

「また 明日も来るからね」・・・『うん』
「ぢゃあ、帰るね。おやすみ、お父さん」・・・『無視』
何度も 声をかけるけど おやすみの手を振ってくれない
顔の側まで寄って「帰るよ」・・・小さく『うん』
後ろ髪を引かれる思いで 病室を後にした

これは 父の “わがまま” ではなく “頑張り” だね。
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by cocchiy | 2007-04-06 23:57 | 家族のコト

少しずつ(8日目)

今日は、病室の父にまた変化があった

妙にベッドが乱れている
いかに 父が動こうと頑張っているかが分かる
話すこともできず 視力も弱く 右半身は動かず 左手も思うようには動かない
だけど 必死に動こうとする意志が 伝わってくる

来週になれば 口にはめられた機械が外される
毎日 少しずつ 回復へは向かっているんだ

春になれば たけのこを採りに山に出かけ 解禁の頃には鮎釣りに
季節を感じとると 必ず 旬のものを 食べさせてくれた父
おととし定年退職した父は 少し離れた場所に畑があるから 軽トラを購入
無農薬の畑でも 新鮮な野菜を 食卓に運んでくれた

まだ まだたくさんの チューブに繋がれている父
回復へ向かうほどに 目を背けたくなることにも 遭遇する
とても 現実的になる

「父さん、手 握っててもいい?落ち着くから」
母が病室を出て行くと 私は 照れずにそう言った ・・・・『うん』

父は 自分の胸を 人差し指で 指し 私の胸を 人差し指で 指した
「心と 心は 繋がってるってこと? 心と 心で 会話する?」
話せない父の 言いたいことを 勝手に解釈する

その後は 私を人差し指で 指し ドアの方向を 指差した
『帰れ』ってこと?・・・どうやら そうらしい。

お父さんなりに 気を使ってくれているんだね。

また 明日。。。
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by cocchiy | 2007-04-06 00:23 | 家族のコト