カテゴリ:家族のコト( 47 )

父のこと

生きている
感情がある
右目が見える
耳が聞こえる
左手左足が動く
人の手を借りて車椅子に乗ることができる
他にもまだまだ できることは ある…

今年3月27日脳出血で倒れた
重度後遺障害が父の体に残った

私が父のそばにいられるのは
週に一度か二度のこと
初めは父と接することに戸惑い、自信を無くし、自分を責めた
私にできることは ただそばにいて手を握ることだけだった
愛情だけでは父は生きていけない

9ヵ月もの時が過ぎ父が生きていくために
必要なことを身につけた

父もこの世で生かされた
私もこの世で生かされている

周囲の優しさや温かさが 私を支えてくれた
私自身の人生が変わったであろう1年だった
幸せも感謝の気持ちも 後から後から溢れてくる

12月31日から父の自宅介護が始まる
看護を要しているため24時間体制で父に付き添うことになる

病院生活よりもハードになるかもしれないけど
家族みんなで決めたこと
父が望んでいること
私もできる限りのサポートをしていこうと決めた
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by cocchiy | 2007-12-28 23:48 | 家族のコト

ばあちゃん キミノ

私のばあちゃんキミノ、大正9年生まれの88歳(?)

うちのばあちゃん、結構シャレてて自慢のばあちゃん
七十代はバスで町へと繰り出し、仲間とバーガーショップで待ち合わせ
八十代になったら 市役所前の公園で ワンカップ片手に酔いよい

着ていく服にもこだわりがあり 季節感のあるものをチョイス
よくコーディネートの相談を受けたもんです

見た目は ばあちゃんでも中身はかなりの若者、しかも柔軟
時々、ばあちゃんの発言に勇気づけられる
私のお腹を触って 「ペッタンコ…赤ちゃん、はよ来い」
「あんたら夫婦はラブラブか?」なんて、聞いてくるし…

すき焼きに入れた牛肉油のかたまりを好んで食べて
回転寿司が大好きで
時々、配達ピザをねだる ばあちゃん

首後ろにできてた脂肪のコブを手術で取り除いたら
今度は同じコブがおでこにぽっこり…これがばあの最大の悩み

こないだ背中をさすってあげたら、そのままウトウト居眠り始める愛しいばあ

神経痛で体中が痛くても 働き者のばあは健在で
私がやるって言っても変わってくれない

大好きな ばあちゃん
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by cocchiy | 2007-12-02 22:35 | 家族のコト

甘え

現在、実家が大変なことになっている

父、入院中(できる限りの付き添いが必要)
ぢい、入院中(血が作れなくてフラフラ状態輸血中)
ばあ、まもなく入院(半年に一度くる 胆石による痛み初期)

どう 考えても大変。
家族で 助け合わなきゃならない事態なのに
仕事が休みのくせに 私は自宅にダラダラといた

言い訳はある ①疲れてた ②自宅の掃除
姉も母も 連絡のない私は仕事だと信じていた

父の病院とぢいの病院を行ったり来たり ばあの様子を気にしながら
猫の手も 借りたいくらいだったろうに
薄情にも 猫以下の私は 家族失格
3時ごろに 姉に電話して 休みがバレて 切られてしまった

ちゃんと謝らなくちゃ…
メールで精一杯
返事なし
怒らせてしまった

すぐに車を飛ばして ぢいの病院に来た
輸血が終わるのを まだかまだかと待つぢいは
昨晩、輸血の針を止めてあるテープを剥ぎ取って針を抜いて大惨事!
退院する気マンマンだったぢいは しょんぼり顔で輸血に耐えていた

d0033360_22545581.jpg「なかなか死ねんもんやなぁ」
ぷ~~っておならして ニヤリと笑い
   「すか~っとしたわい!わっはっは」
「おいっ、こないだすごい雨が降ったなぁ、どしゃ降りやったぞ…」
「お前の首飾りええやないか、俺にくれ」

ただ話したいことだけ話す耳がほとんど聞こえないぢい
やっぱり愛しいぢいちゃん、健在でした
           ぢい トメオ 大正5年生まれ

その後、父の病院に…
私 「あっ、6時だっ、ちびまる子ちゃん見る?」
父 『うん、うん』 と笑みを浮かべ うなづく

笑いあり 涙ありの ちびまる子ちゃん
まるちゃんの父の名前が 自分と同じであり
酒飲みなところや性格が似ていることを 私の父ヒロシは知っている(笑)

帰り道の車中から眺める 月
美しすぎて息をのむ…。 ふと、救われている気がした
…方角
私はいつも太陽に激励され、月に癒されてる
強くならなくちゃ 

さらば 甘えん坊!
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by cocchiy | 2007-10-28 22:45 | 家族のコト

父の転院

父の転院があさってに迫っている
県下でも 有名なリハビリ病院だった

5月9日から8月29日の間、
担当のリハビリ先生が ずっと最善を尽くしてくださっていたことは
父の回復と 先生との人間関係を 見てたら分かる

立つ座るのリハビリ
ベッドから車椅子の乗り移り
ストレッチ
まだまだ教わりたいことばかり

太股の痛みを訴えてた父も 
大好きな先生とのリハビリ時間を惜しみ 無理をしているように見えた

月曜休みの私が リハビリ病院に行くのは今日が最後だった
担当のリハビリ先生にだけは どうしても直接お礼が言いたかった

23歳と25歳の若さ、でも寛容で誠実…とても自然体だった
熱心さが私たちにも伝わり ずいぶん支えていただいた
 「すばらしいリハビリの先生方の中で 
  あなた方に父の担当をしていただけて良かったです。
  父のリハビリ姿を見ていてとても嬉しかったし、本当に感謝しています。」

やばい…私うるうるしてる。
やばい…先生もうるうるしてる。

「すばらしいご家族ですよね。私たちも勉強させていただきましたよ。」

あともう一人直接会って 話したい方がいた
隣りの病室で 奥さんの付き添いをされていたご主人
奥さんは 父と同じ時期、同じ症状で倒れられ リハビリをされていた
会う度に おじさんと励ましあってきた

私たち家族は 父のことで絆を深め何とかやってきた
だけど おじさんは家族と歯車があわず 
孤独と戦いながら 奥さんと共に生きるために懸命だった
いつも 穏やかに話をされる方だった
やっぱり今日は どうしてもおじさんに会いたかった

病院から駐車場までの坂道…前からおじさんが歩いてきた
今日でおじさんに会えるのは最後だということを告げ
私はおじさんの手をぎゅっと握った 
「私の元気をあげる」

おじさんの目は真っ赤か
「会えて嬉しかったよ」

私も会えて嬉しかった

あさってから 父の新たな毎日が始まる
これからが本当の始まりだと思う

少し 戸惑いや不安もあるの
だけど、家族みんなで受け止め 決して諦めず 
欲張りにも新たな奇跡を信じ 父と共に 生きていきたい
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by cocchiy | 2007-08-27 23:58 | 家族のコト

いぢわるぢいさん

留吉 大正五年生まれの92歳

実家の “一家団欒する部屋” のクーラーが壊れた
その部屋の隣りが ぢいの部屋だ

ぢいが 団欒の部屋でテレビを 見てる
ぢいは 自分の部屋のドアを開けて 何だか涼しげにしてる

そうだ、そうだ、ぢいの部屋のクーラーの世話になろう~!

…がしかし…
ぢいは 自分の部屋に戻ると ピシャリとドアを閉めるのだ
もう寝たかな~って こっそりぢいの部屋のドアを開けると

ぢいの雷が落ちる 「なんじゃぁ~(怒!)」
ケチぃ~っ!ぢいのケチンボ~!
しかも クーラーをガンガンに効かせた部屋で 毛布を着て寝てるくせにぃ

そんなある日のこと ぢいの右足が大きく腫れ上がった
「骨が折れた、骨が折れた」 と連呼する 涙目のぢい

病院に行って出た診断結果は “痛風”
この暑さでビールの量が 増えたことが原因らしい
かなり痛いらしく 眠れないし ずいぶん弱ってる
いぢわるぢいさんでも 私にとっては 愛しいぢい

痛風の症状が治まり 元気になってまたもや悪態をつくぢい
やっぱり憎たらしくもある 
真っ赤かの顔して いぢわるばっかりのぢい

「いぢわるぢいさん、クーラーの冷たい風、分けておくれよ~」

もちろん ぢいの答えはNO~!
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by cocchiy | 2007-08-17 23:36 | 家族のコト

姪っ子とのひととき

中2の姪っ子が グダグダと テレビを見ていた
少しでも 姪っ子のそばに居たい私は 
隣に座り、ちょっかいかけながら あれこれ話しかける

もちろん うっとうしそうに 目を細めて
「今テレビ見てるんだから 話しかけないでよっ もぅ~」

シュン太郎(古い?^^;)…

よし、CMだ!

「あれ、知ってる?これ知ってる?」
邪険にされた仕返しに 難しいこと聞いてみた

「そんなの 知らないっ」 興味なさげに 答える姪っ子

「若いってゆうことは 無知ってことで…かわいそうだわ」
なんて大人気なく ため息混じりに私がそう言うと
ちゃんと反論してくるから いいんだっ これが!

「じゃ、Cocchiy(私のこと)だってかわいそうだよ!
 今どきのこと 何にも知らないでしょ!」

痛いところに 直球ストレート ……→ ストライク!

対等に 言い合える 喜び♪フムフム♪

「じゃあ、仲良くしよーね~、
アンタの知らないことは私が 私の知らないことアンタが 
教え合いっこしたら2倍 かしこいじゃん」

素直にも 「そだね…」
かわいいっ!かわいくてしかたない!

帰りには 幼い頃から続けてる ハグ
私と姪っ子だけの 決まりごと …幸せなひととき
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by cocchiy | 2007-08-08 23:45 | 家族のコト

姉妹

私たちがまだ幼かったころの ある夏の夜のこと

私たちは家族で 花火を楽しんでいた
手持ち花火を持たせてもらって 大満足 

用意していた花火を全て楽しんだあと
姉は一人しゃがみ込んでいた
見に行くと
「火が消えちゃうよ~」
残ったろうそくの灯りを 小さな手で守っている
色白で健気で妹思いの優しい姉

私は何を思ったのか、
思いきり息を吸い込み「ふうぅ~っ」
今にも消えそうな ロウソクの灯りを吹き消し
姉の手に 噛み付いた

噛み付いた手の傷は一生傷となり
この話はことあるごとに語られることになってしまった

この頃からなのか、私の中に劣等感が芽生えたのは…
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by cocchiy | 2007-08-05 23:27 | 家族のコト

おばあちゃん

お正月とお盆、必ず 祖母の元を訪れていた
伯父叔母従兄弟 20人以上が勢揃い

祖母と同居していた 父の兄が亡くなってから
ずっと 一人暮らしの祖母

辺りは自然そのもので  私たち従兄弟一同は
自然ならではの遊びが 仕事だった
川遊び、滝打たれ、追いかけっこ、ポコペン、
野いちごを食べたり 山へ探検に出かけたり
軽トラの荷台にのせてもらってぶっ飛ばしたり ひゃ~~ !!
笑い声が絶えなかった
大人の男は酒を飲んでは 昼寝が恒例で
おばあちゃんたち大人の女はいつも 次の食事の用意に追われ
私たちは ひたすら遊んでた

三時頃に 全員にお声がかかる
家の裏には 川が流れてて
そこで冷やしたスイカを 全員でいただくの
川に向かって 平行に一列に並んで食べる
食べ終わったスイカの皮を 
川の向こう側の竹藪に投げ捨てるのも 決まりごと
「あっ届かなかった~」  川にポチャン
「気にしない 気にしない」
ってゆうか、おばあちゃんは川に向かって投げてるし
楽しいから 調子に乗ってたくさん食べる♪

夕方になると パチパチと薪が燃える音が聞こえてくる
ちいちゃいおばあちゃんが ふぅ~ふぅ~って
火を熾してくれた 温かいごえもん風呂に入るの

そして 夜は満天の星空を眺め
川の流れる音を聞きながら おばあちゃんが干してくれた
ふかふかお布団で 眠る

御年90歳を迎えるおばあちゃん
体調を崩すまでは ずっとずっとこうして過ごしてた
おばあちゃんとのひと時だった

時々 おばあちゃんに会いに行くと
帰り際 「おばあちゃんは アンタが大好きやわ」
玄関で靴を履く私に向かって 後から…

昔は ほんの少し恐い存在でもあった おばあちゃん
…私も おばあちゃんが 大好きよ

また 会いに行くから まだまだ 元気でいてください
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by cocchiy | 2007-07-29 23:51 | 家族のコト

ピアノ

我が家に ピアノがやって来たのは
姉が六歳、私が四歳の時だった

父と祖父の 反対を押し切ってまで 母が望んだことだった

私は小六の時に 辞めてしまったけれど
姉のそばには いつも ピアノがあった

合唱コンクールで ピアノ伴奏をする姉が自慢だったし
姉が作詞作曲した曲を 私は今でも口ずさむ

姉の奏でるピアノに どれだけ癒されただろう
姉は ピアノにどれだけ助けられただろう

こないだ母が懐かしげに
「反対を押し切ってピアノを買って よかったわ」と話してた

出会いは 人と人 だけぢゃないんだね
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by cocchiy | 2007-07-26 00:49 | 家族のコト

父 ヒロシ

昭和20年生まれ 父ヒロシ

黄緑色の腹巻きが トレードマーク

仕事一筋四十数年に 勲章
毎晩の晩酌が 何より楽しみ
明日になれば イヤなことは 全部忘れてスッキリ
「照れちゃうな」が口癖だったり
母サチコのことを外で 褒める父ヒロシ
旬のものを こよなく愛してる
影で 汗を流せる人
“笑”を大切にしている人
何事も 押しつけない人だと思う

私の大事な日には 緊張しないようにと 
広告の裏に 書き置きを 残してくれる父

腕を組んで歩いた バージンロード

定年と還暦のお祝会 父の満面の笑み

不器用な愛情表現

これから先も新たな父を発見し
穏やかな時間を共有し
共に生きていく
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by cocchiy | 2007-07-11 23:41 | 家族のコト